iOS 用アプリを作成している時にお世話になった Webサイト「サルでき」(サルにもできるiPhoneアプリの作り方)のカワサキタカシ氏が著した解説書「iPhoneアプリ開発塾」出版のお知らせを見て注文していた本が昨日届いた。(出版日が近づいてからの予約注文だったせいか、発売日から少し遅れて発送されたのだった)
で、自分のMacでXcodeのバージョンを確認したら、4.2だった。え?確か iOS5になって自作アプリに不具合の報告があって、バージョンアップした時に App Storeから最新版を購入?していたので、アップデートされると思っていたのだが、この本では iOS5.1 & Xcode 4.3 対応と書いている。早速 Developerサイトにログインしてみると、Xcode 4.3.3 for Lion が見えるが、「View in Mac App Store」ボタンを押しApp Storeが立ち上がっても「インストール済み」となっていて、4.2から4.3.3へのアップデートはここではできないみたい。ま、それくらいXcodeにはご無沙汰していたということになる。
Developerサイトに戻って、Download Xcode 4 for Free の、View Downloads をクリックしてXcode 4.3.3 for Lionを直接ダウンロードしてインストールした。 App Storeを使うんならアップデートもそこからできるようにして欲しいぞ。
さて、この本の内容だが 題名どおり全くの初心者向けに書かれている。開発環境であるXcodeの入手・インストールからAppStoreへのリリースまでに必要なことが、とてもわかりやすく解説してくれている。
だが、初心者だけでなく私のようにしばらく開発から遠ざかっていて、そのときに使っていたXcodeと最新のXcodeのあまりの違いに戸惑っている人にも有用な情報も盛り込まれている。特に Storyboardに解説はありがたかった。また、iAdやRetinaディスプレイ、多言語対応やTwitter連携など応用テクニックまでと豊富な内容だ。でもって、サンプルコードのダウンロードもできるし、読んでわからないことなどはサルできのサイト(http://sarudeki.jp/)で相談できる。(かもしれない)
Xcodeの現時点での最新バージョン 4.3.3 に対応している解説本は(たぶん)これだけだと思う。
iOSアプリを開発してみようといった初心者から、私のように簡単なアプリは作れるようになったが、もうちょっと上のレベルを目指したいという人にもお勧めの一冊だ。
使われている紙の質はちょっと残念だが、解説本なのでOKだ。
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